失恋レモンは残酷カモミール
Coffeeジョキャニーニャ 十五夜お月見公演
失恋レモンは残酷カモミール
作・演出
新津孝太
場所
金沢市民芸術村 PIT2 ドラマ工房
日時
2014/09/12(金) 21:00~
2014/09/13(土) 14:00~/20:00~
2014/09/14(日) 14:00~
料金
前売1,500円
当日2,000円
出演
中里和寛
岡崎裕亮
馬渕小耶花
間宮一輝
百々春菜
仁野芙海
中山優子
佐々木具視
中川加奈
干場ちはや
木場球
スタッフ
作:新津孝太
演出:新津孝太
大阪:近藤隼人
舞台監督:梅仲実
制作:梅仲実
照明:松本徹(照研)/とくちゃん
音響:新津孝太/Office M
大道具:佐々木具視
小道具:梅仲実
小倉:小倉葉子
衣装:ジョキャニーニャ
あらすじ
加茂実。地方の零細部品メーカーに勤める36歳。
同僚から言わせれば「何だかぱっとしない」が代名詞の彼だが
半年前から付き合い始めた彼女がいた。
彼は彼女が大好きだった。
しかし、ある日加茂は偶然ラーメン屋で彼女が他の男と一緒にいる ところを目撃する。
嫉妬に狂った加茂はその夜彼女に詰め寄り、その男の住所を聞き出すと その場でピザ十人前を頼んだ。
そして加茂は、男の家の前で待ち伏せピザ屋のバイクを襲撃し、配達人の制服を剥ぎ取りそれに成り代わった。
ピザ10枚を片手に、加茂は男のアパートのベルを鳴らした。
何十回も鳴らした。しかし、男は出てこなかった。留守だったのだ。
怒りが収まらない加茂はその場で座って待つことにした。
加茂は猛烈に腹が減っていた。横から香ばしいチーズの匂いが漂ってくると、加茂は迷わずピザを口に入れた。
ピザは美味かった。ピザを頬張るたびに、複雑な気持ちが沸き起こり、気づけば加茂の頬を涙が伝っていた。
結局その晩、男は帰ってこなかった。
加茂は一睡もしなかった。
朝方になり加茂は彼女のアパートに戻ろうと思った。
アパートの前まで来た時、中から彼女と例の男が一緒に出てきた。
加茂は二人の前に立ちはだかると 彼女と視線を合わせたまま、10枚分のピザを吐いた。
(あらすじは変更されます)